こんにちは、にもです。
今回は有名著書「Life Shift」を読んで私なりにまとめてみました。長いので前編と後編に紹介します。
今、100年生きると言われるようになり、この本ではそれが厄災ではなく恩恵を受けられるためにお金の問題だけではなく、どのようにしたら良いかを説いています。
今までは人生3ステージをみんなで一斉行進
今、人生100年と言われるようになり、教育→仕事→引退の3ステージを一斉行進する時代は終わりました。歳=ステージではなく、マルチステージ化しています。それが厄災ではなく恩恵を受けられるためにお金だけではなく、スキル、健康、人間関係をチャージが必要です。
その中で、選択肢を持っておくことが価値を増すのです。
20/70/80/100歳の時、今の自分をどう思うか
20/70/80/100歳の時、今の自分をどう思うかを考えることで長寿化の核心に近づけます。
私の場合、今30歳半ばで全国飛び回って工場相手に海外のものを営業をしていますが、20歳の頃の私は大学で国際政治を勉強していたので将来の自分は何か海外と日本をつなげる仕事につきたいと思ったものです。日本に海外のものを持ち込むという意味で一部夢は叶っていますが、20歳の私からみたイメージとは異なるのかもしれません。
70歳となった時の自分が今の自分をどう見るかというとまだ経験はないですが、私の父がそろそろその年になります。会社を退職して3人の子供に恵まれ、趣味のワインと山登りに行ってます。まさに3ステージ目の引退にいる感じです。
重要となるのはお金だけでなく、健康や人間関係や好きなものを見つけておくことかと思います。
また、70歳から100歳まで30年あります。今私が生きてきただけの人生があると考えると引退で健康な時はいいですが、介護が必要になった時などを収入が年金だけというのは非常に不安です。
著書「LIFE SHIFT」では人生をマルチステージとして考え、年齢ではなく一人ひとりの嗜好と状況によって自分のステージを決めることが100年生きる恩恵を受ける方法だとしています。そうなると自分に合わせた人生計画が欠かせません。また余暇は学び直しの時間に当てスキルを持っておくことが選択肢の幅を広げるのです。「人生全体を貫く要素は何か」を自分なりに見つけることです。
教育・仕事・引退モデルの崩壊
1945年では勤続45年/引退8年だったものが1998年には勤続44年/引退35年になり人生の半分以上を引退ステージで過ごす必要があり収入がほとんどない中で勤続中に25%貯金しておかないといけない計算になります。このデータをみても3ステージは既に崩壊していて新しいシナリオへ移行していく必要があるのです。
雇用の未来
未来の雇用はどうなっているのだろうか。これから先の100年を過去100年を振り返っても見通すことは難しい。
今とは人口構成が異なり、世界的に高齢化ニーズや環境配慮と持続可能性が重要となります。
またAIの発達により定型型の中間管理職は不要になります。
雇用の空洞化は生まれますが、人間にしかできないこと2つのことが今後大切です
- 複雑な問題解決に関わる能力(専門知識、機能的推論)
- 創造性・共感・問題解決、コミュニケーションを必要とする身体的作業
人材もアイディアも、「代替」ではなく「補完」という考え方が大切になり人間と機械の共同作業など生産性を高める活動が増えていくでしょう。その中で、将来方向転換と再投資の覚悟をもつことが求められます。
見えない資産
資産というとお金をイメージしますが、今後は見えない(無形)資産も重要になってきます。
見えない(無形)資産とは
- 生産性資産:長年かかるスキルと知識、経験学習(選択と決断)、仲間重要(チーム評判)
- 活力資産:幸福、充実、健康、友人(自己再生に大きな役割・低コスト)、愛、仕事と家庭
- 変身資産:不確実性への対処能力高める。自分を知り、新人的ネットワーク持ち・多様性に富む
この3つの資産をバランスよくもつために実際の行動や姿勢が大切で、そのためには教育時間が長期化し労働の間に学び直すことでこの3つの見えない資産を育てていくです。
大きな経済的価値を生み複雑な問題を実行するプロセスでは他の人達との相互依存関係が不可欠。ロールモデルを作り意気投合して自分同様の移行を経験すること何を知っているかより誰を知っているかが重要なのだ
前半まとめ
著書「LIFE SHIFT」第1章−4章の内容で言われてることは、今までの常識が1998年(私が10代の時)に崩壊していた衝撃と人生100年と言われる中でお金の問題ばかりがフォーカスされますが、その恩恵を受けるためにはスキルや友人など目に見えない資産が大事になると感じ何をしたら良いか明確になった気がしています。後半ではどのような働き方がいいのかなどを著書の内容に沿ってまとめていきたいと思います。
後半編へ
著書「LIFE SHIFT」を読んで(後編) https://nimoz.blog/%e8%91%97%e6%9b%b8%e3%80%8clife-shift%e3%80%8d%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%82%93%e3%81%a7%e5%be%8c%e7%b7%a8/
コメント