こんにちは、にもです。
「なぜヒトだけが老いるのか?」という問いに答えられますか?
本記事では、老化を理解するための5つのポイントを私の解釈や経験を踏まえながら、
小林武彦氏の著書「なぜヒトだけ老いるのか?」を通じて、ヒトの老化のメカニズムを共有します。
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ヒトの老化のメカニズム
ヒトの老化は細胞レベルでの複雑なメカニズムによって引き起こされることがわかっています。
特に、細胞内の遺伝子がどのようにダメージを受け、それが老化のプロセスを進行させるのかが明らかにされています。
遺伝子の損傷が蓄積されることで、細胞の修復能力が低下し、それが老化を引き起こす主要な要因となります。
50歳くらいから始まります。
病気を減らし、老化を食い止め生涯現役≒役に立つことが老化を防ぐ効果的な方法です。
なぜヒトだけが老いるのか?進化の謎
動物界には、老化がほとんど見られない種も存在します。
動物の赤ちゃんはすぐに自立するので子育てが要らない種や、長生きしても捕食の対象になるため
子孫繁栄に長生きがマストじゃありません。
生物は環境に適応できるように子を残し、死ぬ事で変化と選択の中で進化してきました。
文明社会においては、経験や知識を持つもの「シニア」が生まれました。
シニアは、死ぬ前に文明を進化させるために
社会への協調や共存さらに、次世代への奉仕をする役割になっているのです。
定年退職となんちゃってシニア
シニアが社会において教育的な役割がある中、
世の中には地位にしがみつき居座る。古い価値観を押し付ける「なんちゃってシニア」がいます。
シニアは何歳からということはありません。
日本には、定年退職という「何歳になったら退職」という制度は、
次世代が多かった時代では有効でしたが、
今や働けるシニア排除して後継もいないとなると
日本の優位つの資源である知識人が枯渇していく制度です。
うちの会社でもなぜいるのかわからない取締役や事業に理解があった本部長が定年になったのでやめてしまったり定年間近でやる気がない人などとまさに制度の被害を受けています。。
これは少子化の日本では、若い人の将来が見えずキャリア形成に人気がなくなり化学技術が低迷すると著者は危惧しています。
日本には、「若手」という不思議な枠に「期待」という言葉。
本来、若手もベテランもそれぞれが活躍していれば出てこない言葉です
それぞれができることを最大限やり、うまく軌道に乗れば
「評判があるところに自ずと人は集まる」と坂本龍馬も言っています。この言葉好きです
若い時は挑戦・競争し、シニアは協調と公共を意識して彼らを支えることが求められるのです
生殖意欲の低下と分業
生物は三種に分かれます。産む性(メス)・産んでもらう性(オス)・子供(生殖に関わらない)
多くの動物がオスがメスに求愛して子供を産んでもらうために戦います。
ただ今は、SNS・ゲームやアイドルなど夢中になれる面白いものが増え、生殖意欲の低下しています。
それは文明的になれば、晩婚化社会や肉体的「変化」が起きるのは必然だと著者は言います。
ですが、この変化の中で我々は「選択」を迫られています。
日本では、さらに子育・教育の負担が大きく出生率は回復しません。
私事ですが、子供が欲しいけど、妻が子育・教育は大変だから子供はいらないと言われています。
これは政治で解決できる問題なので皆が訴えていかないと日本人は絶滅危惧種になってしまうのです。
また物理的に男女が仲良くなる場も減っており、パンデミックがそれに拍車をかけました
学校は、多様性を許容する環境を作ることが重要でありシニアはサポートすべきです。
不登校が引きこもりになり、自殺してしまう。
生物は他者との関わりが重要です。
コアラがユーカリの葉しか食べないので無くなると絶滅してしまうように
生態系においても複雑こそ安定するのです。
今後は、女王蜂と働き蜂のように子供を産んで育てる人とそれを支える人という生殖の分業が起きてくるでしょう。
産んだならがんばれではなく、産みたい人が安心して産んで育てる。
それをみんなで支える社会になって欲しいです。
ヒトは反省するサル
ヒトは反省するサルです。
反省することで知能をを発達させてきました。
その人が持つ知能も死んでしまったらゼロになってしまいます。
シニアには、自分の知識や経験を咀嚼して次世代へ伝えていただきたい
また、ヒトは毛がないサルです。
ヒトは毛が抜け寒いので服や家を作り、火を焚きました。
毛がないことで、子供が自ら掴まれなくなり、抱っこが必要になり
祖母が手伝うことで社会との関わりができ長寿化したと言われています。
まとめ
いずれ誰にでも向き合う「老い」について、生物学的なアプローチから学ぶことができました。
50までは元気に本能のままプレーヤーとしてやりたいことをやり、
老いを感じたら少しずつ周りにその知識や経験を広げ
「シニア」になり若者社会の調整役として公共に尽くす。
最後は皆に惜しまれながら天寿を全うする。
ピンピンコロリには体力が必要で、いつ死んでもいいように準備することが大切です
今回の5つのポイントを押さえながら著書を読んでいただくとヒトの老化のメカニズムをより深く知ることができ、将来的な老化防止や寿命延長の可能性についても考えることができます。
ヒトがなぜ老いるのか、その問いに対する探求は、今後も続いていくことでしょう。
ではまた
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