ビジネスの判断プロセス「ゼロベース思考」

こんにちは、にもです。

仕事をしていると判断が求められることがあるかと思います。

日々の業務では情報が多すぎたり、過去の成功体験にとらわれたりして、最適な判断を下すのが難しいことも・・・
そんなときに役立つのが、効率的なビジネスの判断プロセスと「ゼロベース思考」です。

そんな時に私が実践しているのが判断のプロセスです。

「実現すべき」の仮決定 → 「取るべき行動」の仮決定 → 「行動の結果」を想定

本記事では、想定した行動の結果を確認する五つのステップとゼロベース思考で最終判断をする方法を紹介します。

ベンチャーキャピタルの知られざる投資判断プロセス【電子書籍】[ ポール・ゴンパース ]
価格:550円 (2025/9/15時点) 楽天で購入

ビジネスの判断プロセスを効率化する重要性とは

ビジネスにおいて「判断のスピード」と「正確性」は、成果を左右する大きな要因です。

判断が遅れるとチャンスを逃し、競合に差をつけられるリスクが高まります。

経験や感覚と理論が織り混ざって行われますが、感覚や経験に偏った判断は根拠がなくリスクを高めます。

逆に、拙速すぎる判断は失敗を招く可能性があります。効率的なビジネスの判断プロセスを持つことは、スピードと正確性の両立を実現し、組織全体の成果を引き上げる鍵となります。

ゼロベース思考を取り入れることで広がる選択肢

「一度すべてを白紙に戻して考える」ゼロベース思考を取り入れると、過去の慣習や思い込みに縛られず、新しい可能性を発見できます。
ビジネスの判断プロセスにおいては「これまでのやり方に固執しない」という視点が、柔軟で革新的な選択肢を生み出す原動力になります。

ステップ1:得たい成果を洗い出す

この行動で最善の成果(課題解決/目的達成)を得られるか

まずはこの判断から得たい成果を整理しましょう。
成功体験だけでなく、小さな改善点や未達成の課題まで見える化することが大切です。

ここで、実現すべき成果を仮決定することが次の判断材料になります。

ステップ2:周りへの影響を考慮する

判断が自分やチームだけでなく、顧客、取引先、他部門などにどのような影響を与えるのかを見極めましょう。
ビジネスの判断プロセスでは「周囲を巻き込む力」が求められます。

「影響範囲を固定的に考える」のではなく、多角的に捉えられるようになります。

ステップ3:目先だけでなく将来まで見据える

短期的な利益にとらわれすぎると、将来的な成長を阻害するリスクがあります。
例えば「今のコスト削減が、将来のイノベーションを妨げていないか」を問い直すことが重要です。

ゼロベース思考は、過去や現状の延長線ではなく未来志向の判断を後押しします。

ステップ4:メリットとデメリットを天秤にかける

どんな選択にもプラスとマイナスがあります。

判断の際には、メリットとデメリットを整理し、天秤にかけて検討しましょう。


ゼロベース思考を用いることで「従来はメリットとされてきたが、今も本当にそうか?」と改めて問い直し、偏りのない意思決定が可能になります。

ステップ5:リスクを洗い出し、発生確率に備える

最後に欠かせないのがリスクの把握です。

考えられるリスクをできる限り洗い出し、それぞれの発生確率や影響度を分析して備えておきましょう。
ゼロベース思考を使えば「過去に起きたことがないから大丈夫」といった思い込みを排除し、未知のリスクにも柔軟に対応できる仕組みを作れます。

まとめ

効率的なビジネスの判断プロセスを実現するには、

  • 得たい成果を洗い出し、とるべき行動を決め、行動の結果を想定する
  • その行動が最善の成果を得られるか?
  • 周りへの影響を考慮できているか?
  • 目先だけでなく将来まで見据えているか?
  • メリットとデメリットを天秤にかけられているか?
  • リスクを洗い出し、発生確率に備えられているか?

という5つの質問に答えることが重要です。


さらに判断の最終段階では、「本当にこの判断で良いのか?」と自問自答することが欠かせません。

YESなら実行に移し、

NOであればステップ1から再び取り組むことで、より確度の高い意思決定が可能になります。

ゼロベース思考を取り入れながら、このプロセスを繰り返すことで、変化の激しいビジネス環境でも柔軟かつ的確な判断を下せるようになるでしょう。

ではまた

「判断力」の磨き方 常に冷静かつ客観的な選択をする技術【電子書籍】[ 和田秀樹 ]
価格:880円 (2025/9/15時点) 楽天で購入
併せて読みたい本をご紹介

コメント

タイトルとURLをコピーしました