こんにちは、にもです
今回は最近豊通の会長が紹介されていた 著書「40歳が社長になる日」に感銘を受けたのでそれを紹介します。特に「新時代リーダーの10要件」を自分なりにまとめました。
「新時代リーダーの10要件」
新時代は非連続な成長の時代とこの著書では定義しています。これからの時代に必要な10の力にまとめています。
課題設定力(先見性、仮説構築力、対局観)
これまでの連続成長の時代は「課題解決の時代」でした。
それは課題がある程度明確で効率よく解決してそれを勝ちパターンとして「形式知化」する。
しかし、大きな環境変化が行かや自社への影響する非連続な成長時代にはそんな「勝ちパターン」は通用しません。適切な課題設定ができるかが重要になるのです。
仮説を立て、「大きな方向性」を特定する力、現場リーダーが「顧客と共に」「チームで」真の課題を特定する「課題設定力」が新時代リーダーに求められる第一の要件です。
変化抽出力(変化適応力、カオス耐性、胆力)
今までの成功パターンを再定義が必要です。それは自己否定をする必要があります。
新しいビジネスモデルの有効性は市場で仮説検証を繰り返す「善意の失敗」を許容し、社内闘争で潰れないよう環境整備が必要。
経営資源の再配分を意思決定する「共創型リーダーシップ」へ
従来の「調整型」ではなく、不確実な中「選択と捨象」タイミングと領域を決定できる「共創リーダーシップ」へ
捨象:物事の表象から、一つまたはいくつかの特徴を分けて取り出す抽象を行なう場合に、それ以外の特徴を捨て去ること。 また、概念について抽象する場合、抽象すべき特性以外の特性を捨て去ること。
コトバンク
素直さ、伸び代、学習能力
素直さはリーダーに重量な要件である。ステイクホルダーの指摘に耳を傾け、時代における新しいことを吸収する。
伸び代は社会や顧客への熱意とその実現に向けた自己革新。
そして学習能力とは本質見抜き、学んで終わりではなく生かせる力を言います。
自己効力感(Self & Team Efficiency)
やったことないことに私なら「私ならこれをやれそうだ」思う力、「未来への自信」です。
成功のきっかけは「修羅場経験」だったりします。
チームとして熱量/納得性/コミュニケーション/仕組をもち、「成功確率は未知だが、やれそうだしやってみたい」を醸成していくのです。
比較優位となる強み(タグ)の自己認識、機会開発力
従来は不足したスキルを補うことを主としましたが、今となってはAIが対応できるようになりつつあります。新時代の人は「強み」で戦うことが重量です。ここでは特徴ある強みを「タグ」と呼んでいます。
なるべく離れた「タグ」を複数「掛け算」することで比較優位性が増します。そして、自分が持つ「タグ」を認識して社内外で流通させることで活躍の機会を提供されることが増えます。
チームでタグ要素を社内横断させ、内外から選ぶのではなく集めることが重要です。
能力開発より機会開発を能動的に作り出すレアキャラを量産できるのが新時代のリーダーの要件です。
多様性受容力(違う視点からの意見にそれもあるなと思える)
いろんなこと(例えば、得意領域と異なるもの)を面白いと思えるかというのが、ここでいう多様性受容力です。バイアスを壊す視点は違和感のある人から生まれます。
「視点は多様、価値観は同一」
チームとして視点は違っても価値観を同一である必要があり、それぞれの優先順位が多様ではいけません。
例えば、スピードか質か/長期的利益か短期的利益か/顧客満足度か従業員満足度か、行動指針や規定が必要です。
越境(領域をつなぐ力、違う領域の人脈)
離れた領域を新結合することで面白い文脈を作り、イノベーションは生まれます。
他業界の知識の転用、全く異なる業界をつなぐことで新しい価値を生むのです。
いろんな業界の人と意識的に関わりを持つ相互に学び、共創できるのが越境力です。
共感力、熱量、物語力、チャーミングさ
共感力とはさせる力にも、する力にもなります。
「共感させる」ことで相手になりきりモチベーションの源泉と不確実な未来への納得性をうむことができます。
「共感する」ことでアイディア潰さず、面白い、やってみなはれを繰り返し直感が身についていきます。
また、応援してもらうためにもチャーミングであることも大切です。
機会提供力、コーチング力、環境整備力
イノベーションの種は顧客との接点にあるため、共創のリーダーシップの肝は現場への権限委譲。ただ丸投げはNG
イノベーション創出の仕組みは、大きな方向性(ビジョン)を決め、多様な異能メンバーを選び、メンバーは自発・自律的に動き、健全な議論ができる環境(相互に信頼できる文化)から生まれる。
スピーディー・タイムリーに仮説検証が行われ、スケジュールと数値目標で規律と制約条件を決める。
現場にこそ知恵がある。リーダーは現場を回ってコミュニケーションを深めることが大切である。
リーダーの仕事はティーチングからコーチングへ
意思決定力、実行力、仮説検証スピード
不確実な状況で不確実なことを意思決定する能力が重要になる。どちらを選んでも大きな副作用が想定できる事案で決定する。またそれを決定するタイミングも重要。これらを鍛えるには場数を踏むのみ。実践の中で、高いハードルを越える経験が必要です。
『エンゲージメントリーダー』という役職に関係なくその場をなんとかしたいと立ち上がりフォロワーを作りながら変革を成し遂げる考え方が場数を踏むためにも必要になってくる。
まとめ
行動とシュミレーションでスキルを習得。ビジネス本を読み知識スキルをアップする能力開発ではなく、会社の個々がダメという他責的ではなく「こうしたいから自分はこうする」という機会開発を増やしていく。
打席に立つ、業務上の実績を積む、自ら現場に飛び込むことで成長し、どこでも「稼ぐ力」となる
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