あの有名企業も使ってる「ランチェスター戦略」とは?

こんにちは、にもです

今回は、戦略を考える時に役立つ「ランチェスター戦略」について説明していきます。

成功例を見ていくとあの有名企業もランチェスター戦略を使って今の立ち位置を確立しています。

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マーケットの立ち位置によって戦略は異なる

ランチェスター戦略とは

ランチェスター戦略は、経済学者フランシス・P・ランチェスターによって提唱されたマーケティング戦略の理論です。この戦略は、競争の中で企業や製品が市場での支配力を確立するためのアプローチを説明します。主に「支配力」や「市場集中度」といった概念が重要です。

  1. 支配力 (Dominance):
    • ランチェスター戦略では、企業や製品が市場でどれだけの支配力を持っているかが重要です。
    • 支配力は市場シェアや顧客の購買力などで測られ、これに基づいて企業の競争力が評価されます。
  2. 市場集中度 (Concentration of Market Power):
    • ランチェスターは市場集中度を通じて競争状況を理解しました。市場がどれだけ集中しているかは、少数の企業が市場を支配しているかどうかを示します。
    • 高い市場集中度の場合、少数の主要なプレイヤーが市場を支配しており、競争はこれらの企業との対立に焦点を当てることが一般的です。

ランチェスター戦略は、企業が市場での支配力を強化し、競争相手との差別化を図ることで競争優位性を獲得しようとするアプローチです。企業は市場集中度を理解し、それに基づいて自社のポジショニングや市場シェアの向上を戦略的に計画することが求められます。

強者の戦略「総力戦」

ここでいう強じゃとはマーケットリーダーのことです。

マクドナルドがマーケットリーダーであり続ける理由をご存知ですか?

それは、同質化、広域、総合力です。

例えば、

日本のモスバーガーが「テリヤキバーガー」発売すると、

日本マクドナルドは、テリヤキマックバーガーを発売した。

モスバーガーがない地域や他の商品との総合力で今やテリヤキはマクドナルドの1人気象品となった

同じことをすればいい。ただ、訴えられないように全く同じではダメであり、

弱者の新商品を徹底的に分析・市場調査することでリーダーであり続ける必要があるのです

強者は楽に思われますが、業界リーダーは負けてはいけません。

なぜなら、そもそもマーケットリーダーの地位をいないとこの戦略は取れないからです。

弱者の戦略「選択と集中」

では、弱者に勝ち目はないのかというとそんなことありません。

弱者の戦略は「差別化・極地で戦う・得意技で戦う」です。

同じものを安く提供するのはNGです。

マーケットリーダーも一時的に価格を下げて持久戦に持ち込まれると勝てません。

同じ戦い方をしている限り小さい方に勝ち目はありません。

すべてやる思考からやらないことを決断することが戦略を立てる上で重要になります。

Apple社も一昔前経営危機を迎えた時、選択と集中で乗り切りました。

ラインナップを絞り、色展開も1色にしてMacBookやiPhoneを発売して今に至ります。

選択と集中とは

顧客が求めているものだけに注力してバリエーションは持たない

「将来を見切り強みを活かす」選択をして、戦力を一点に集中し突破する

ターゲットを絞り何に特化して何を捨てるか

リーダー企業がどう頑張っても真似できない≒差別化

戦略とは「何をやらないか」を決めるために立てる

物事はトレードオフ。引き算で考える

何かを取れば、何かを失う

全て提供して失敗

成功例

ランチェスター戦略の成功事例は多岐にわたりますが、その中でも特に有名で影響力のある事例を以下に挙げてみます。これらの例は、市場集中度や支配力の概念を活かし、成功を収めた企業や製品を示しています。

  1. コカ・コーラ:
    • コカ・コーラは、ランチェスター戦略を利用してグローバルで圧倒的な市場シェアを築いています。彼らはブランド力や製品の差別化を通じて市場を支配し、さまざまな飲料のセグメントで強力な地位を確立しました。
  2. ソフトウェア産業のMicrosoft:
    • Microsoftは、オペレーティングシステムのWindowsやオフィスソフトウェアのOfficeなど、特定のソフトウェア分野での市場集中度を活かして成功を収めました。これにより、多くの企業や個人が同社の製品を使用することが一般的になりました。
  3. アマゾン:
    • アマゾンはオンライン小売業界において、ランチェスター戦略を駆使して市場を支配しています。初めは本の販売からスタートし、その後も拡大を続け、今では幅広い商品とサービスを提供しています。
  4. スウェーデンのSpotify:
    • 音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、特定の市場セグメントで強力なポジションを築くことで成功を収めました。オンデマンドの音楽ストリーミングサービスの提供を通じて、多くのユーザーを取り込んでいます。
  5. 電動車メーカーのTesla:
    • Teslaは電動車市場において、高級車から始まり、次第に一般層向けのモデルも提供しています。電動車分野における技術革新やブランド力を通じて、市場での支配力を確立しています。

これらの成功事例は、ランチェスター戦略の原則をいくつか反映しており、特定の市場セグメントにおいて競争を制している企業や製品です

網羅思考から仮説思考へ

要は「やれることからやる」

問題/目標が時間と共に変わってしまうので、PDCAは1週間・半月ペースで見直す

まとめ

今回は「マクドナルドがリーダーであり続ける理由」からランチェスター戦略をまとめました。

私はすぐに「何をするか・すべきか」を考えてしまいますが、小さい方の企業に所属しているので、「何をしないか」を考えることを意識してたまに忘れてしまいますが、

そもそも「できることからやる」全力でが現状を打開する道な気がします。

これはどんなことにおいても悲観せずに動きながら考えることを続けていくために必要な考え方です。

ではまた

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